こんにちは。
妊娠39週になりました。
入院バッグも用意したし、赤ちゃんの下着や服は水通ししたし、寝床も確保しました。もちろん、お世話に必要なオムツもおしりふきも、チャイルドシートも用意済み。
いつでも生まれて大丈夫!
……なんですが、やっぱり怖いというか、不安というか。
嬉しいし、楽しみだけど、やっぱりそれだけではないですよね……。
先日、産休に入って今まで会社に行っていた時間が自由時間になりました。
掃除したり、洗濯したり、料理したり、散歩したり、したい事をできる範囲で行っているんですが、やっぱり仕事をしていた時と比べて時間に余裕ができます。
人って時間ができると色々考えて、不安ばかりが膨れ上がってしまいますね。
そういえば、妊娠は発覚してから今まで、妊娠初期も中期も後期も臨月の今も悩みや不安を抱え続けている気がします。
今回は妊娠初期から臨月の現在まで不安だったこと、悩んだことについて共有したいと思います。
・不安や悩みを抱えている妊婦さん
・妊婦さんの不安を少しでも分かってあげたい方
・これから妊娠するけど、どんなことに悩むのか興味がある方
妊娠初期の悩み
妊娠初期の壁
妊娠をして心拍が確認でき、母子手帳をもらって「嬉しい!」という気持ちだけだったのに、ネットで妊娠について調べると「9週の壁」や「12週の壁」という存在を知ることになりました。
どうやら妊娠7週~12週の間が最も流産する確率が高いのだとか。
この期間の流産のほとんどが赤ちゃんの染色体異常が原因の流産で、母体とは関係がないそうです。
だから「もしここで流産しても自然淘汰の結果です。自分を責めないように」とネットの記事によく書いてあります。
実際その通りだと思うのですが、誰のせいでもないからこそ、
「もし失ったらどうやって立ち直って良いんだろう」
「どうやって気持ちを切り替えれば良いんだろう」
ととても不安でした。
自分の中で新しい命が宿っているのに、自分では何もできず失うかもしれない、というのは想像しただけで切ないです。
早く12週過ぎろ!と毎日祈っていたよ
首の後ろのむくみ
妊娠11週の頃、検診に行った際、先生から「首の後ろのむくみが気になる」と言われ、大学病院を紹介されました。
最初は何のことか全くわからなかったのですが、ネットで調べると「NT」という単語が出てきました。
この「NT」は3㎜未満は正常の範囲内、3㎜以上あると染色体異常(ダウン症など)や心疾患の可能性が高まる、と書いてありました。
紹介されて行った大学病院の先生にも同じようなことを言われました。
私の場合は、4.4㎜。
もちろん「3㎜以上あるから必ず疾患があるとか、3㎜未満だから疾患が無いというわけではない」とも言われました。
絶望しました。
沢山泣きました。
ネットに転がっている記事も手あたり次第に読みました。
主人とも沢山話しました。
転勤族の家庭で、ダウン症や心疾患の子供の育児をするのは大変。
万が一、ダウン症や心疾患を持っているのであれば妊娠を中断する。
そう結論を出しました。
大学病院では、NIPT(出生前診断)とスクリーニングエコーいう検査を行い、結果としては
染色体異常は陰性、心臓も問題なし、とのことでした。
本当に安心しました。
妊娠・出産・育児という人生の中でも大きな転換期。
そこに「妊娠を継続するか、諦めるか」という大きな大きな決断をしなければならないというのは、夫婦揃って精神へのダメージはかなり大きなものになりますよね。
特に、妊婦だとお腹の中で赤ちゃんが動いているのが分かるため、余計、精神的な負担がかかると思います。
妊娠中期の悩み
旅行や遠出への躊躇
妊娠初期はつわりがあるし、後期になったらお腹も大きくなって動きづらいし、中期の頃に旅行や遠出をしたい、と思いますよね。
しかも、妊娠中って食事や行動の制限が多いからストレスも溜まります。
だから、ストレス解消もかねてどこか出掛けたいな、と思うわけです。
私も妊娠中期の頃、友達とディズニーランドや浅草への旅行を計画していました。
ただ、旅行の日が近づくごとに漠然とした不安に駆られました。
人にぶつかって転んだりしたら。
疲れているのに気づかず、無理をして赤ちゃんに何かあったら。
もし旅行先で出血があったら。
考えたらキリがありません。
結局私は「何かあってから後悔したくない」と思い、ディズニーランドや旅行を諦めました。
この選択に後悔は全くありません。
ただ、体調は安定している(私の場合は)のに、したいことが出来ないというのは地味にストレスですよね。
色々考えているんだから、気軽に「行けばいいじゃん!」とか言っちゃだめだよ!
周りからの配慮が申し訳なくなる
妊娠中期に入ってから、職場などに報告する方もいらっしゃると思います。
私もそうでした。
報告してからというもの、定時を過ぎて仕事をしていると「妊娠中なのにごめんね」と謝られ、ウォーターサーバーの水(12ℓ)を交換しようとして怒られ、階段を走って昇って怒られ、ホワイトボードの上の方に文字を書きたくて背伸びして怒られ……。
ありがたいんです。心配して怒ってくださっているので。
でも、体調は良かった(私の場合は)のでそこまで心配され気を使っていただくと、申し訳ないのと同時に、戦力外通告されたような気分になりました。
赤ちゃんを守るためには、仕方のないことなんですが「私はまだまだ動けるのにな」と、ちょっと寂しさも感じたり……。
贅沢な悩みなのはわかってる
妊娠後期・臨月の悩み
腰痛と手足のかゆみと頻尿
つまり、体の不調です。
つわり以降、身体的な悩みが出てきたのは、まず腰痛でした。
座っていても痛いし、立っていても痛い……。
そりゃ24時間5kgの重りを腹に入れて生活したら腰も痛くなるんです。(しかも動くし)
助産師さんに相談し、骨盤ベルトを薦められ、すぐ購入し装着したところかなり改善されました。
ただ、トイレに行く時は外さなければならないこともあるので、ちょっと面倒だったりします。
臨月に入ってからは、足の甲と腕が突然かゆくなり、掻くとプツプツと湿疹みたいなものができるようになりました。
これが意外とストレス。
歩いている時も、座っている時も、寝ている時もずっとかゆい。
寝る前に猛烈なかゆみに襲われると、ただでさえ腹も重たいし頻尿で眠りが浅いのに余計眠れなくなります。
これも、病院の先生に相談してかゆみ止めを出してもらい、少しずつ改善していきました。
何事も相談って大事だね
そして、頻尿。
子宮が大きくなって膀胱を圧迫するから仕方がないんですが、常におしっこがしたい。
行ってもちょっとしか出ないんだけど行きたい。
夜間も今までなら、尿意で起きるなんてことはなかったのですが、必ず1回は起きてトイレに行くようになりました。
深夜に起きてトイレ行って、寝て、またトイレに行くから日中眠たくて眠たくて……。
産休に入ってからは必ず1回は昼寝をしていました。
2人の生活が終わる不安
出産のイメージとして、
長時間、痛い・苦しい・疲れるが続きそう
っていう、負のイメージが大きいのですが、
骨折をしたことも、入院したことも、鼻からスイカを出したこともない私は、どのくらい痛くて、どのくらい苦しくて、自分がどのくらい我慢できるのか全く想像できないので出産に関しては「怖いんだけど、やってみないと分からない」と思っています。
それよりも不安だったのは、旦那と2人の生活が終わるということです。
今まで特に贅沢なことはしていないけど、休日はランチに出かけて、たまに居酒屋さんとかに行って、年に2回くらい旅行へ行って、あとはだいたい引きこもっている、みたいなごく平凡な生活を送っていたのですが、とっても楽しかったのです。
そこに子供が増える、ということに幸せを感じながらも
「子供中心の生活ができるのか」
「夫婦2人でバランスの取れていた生活に亀裂が入らないか」
という不安を感じています。
要は、生活スタイルが変わることが不安なのです。
しかも、命が生まれて育てなければならないので、途中で「やめた!」ってできない。
結婚して、転勤して、生活のスタイルは結構変化してきたはずなのに、ここまで不安なのは初めてで「赤ちゃんが生まれて親になる」って180度どころじゃない変化があるんですね……。
まとめ
妊娠すると、赤ちゃんのことはもちろん自分の体や心も大きく変化するため、悩みや不安が尽きないですよね。
同じ境遇の友達や知り合いがいれば、喋って悩みを共有したりストレスの解消ができるのですが、なかなかそう都合よくいかないものです。
そうすると1人で不安を抱えて、ついネットで検索して不安を煽られる、という経験は誰でもすると思います。
私も沢山しました。今でもしています。
妊娠中って制限されることも多いし、外出の頻度も減ってくると思います。体調が良い時も悪い時もあるし、特に産休に入ったりして人との交流が減ると社会と隔離された気分になります。
そんな時に「同じような悩みや不安を持っている人がいる」という事を感じてもらえれば嬉しいし、パートナーや友達が妊娠中の人への接し方の参考になれば幸いです。
一緒に頑張って元気な赤ちゃんを産もう!!
それじゃ、おやすみ