食べられる内に食べとけよってよく言われるけど、実際のところどうなの?

食べられる内に食べとけよ

ってよく言われますよね。

「歳を取ると脂っこいものが食べられなくなるんだよ」とか「歳を取ると食が細くなるよ」とか私も散々言われました。

高校生の頃とかは素直だから「分かったー」って出されたもの全部美味しく食べたし、むしろ出されてなくても探して食べたよね。

で、最近この「食べられる内に食べとけよ」の意味が少しだけ分かった出来事があったので報告しておきます。

先に言っておくと、「脂っこいものを受け付けない」とかではないです。
これでもまだ30代前半なのよ。

 

結論から言おう。

食べたいものが分からない!

 

 

 

以前は食べたいもので溢れていた

私、3年ほど前にダイエットで9キロ痩せたことがあるんです。

ダイエットのために食事制限をして、食べられるものが限られてくるんだけど、それでも「マック食べたいな、お寿司食べたいな」っていうのはありました。

詳しいダイエット方法はまたの機会にして、ダイエットも中盤を過ぎた頃、モチベーションを維持するために食べたいものを食べる日っていうのを作ったんです。

いわゆるチートデイってやつ。

その日は何を食べても良くて、あれもこれもってどんどん出てくるんですよ。

ハンバーガーとかビビンバとか寿司とか惣菜パンとかチョコレートとかアイスとかスナック菓子とかコンビニスイーツとか饅頭とかとか。

そしてチートデイの当日に色々買ってきて「次はどれにしようかな〜」って超楽しいの!

これだけ聞くと制限してたから特別な日に暴走してただけじゃないの?って思うんだけど、ダイエット以前から食べることが大好きで、米も好きだし肉も好きだし、ファミレスなんて行っちゃったら、メニューを見て、もはや全部食べたいから逆の意味でどれを選んでいいか分からない感じだったわけです。

何だか最近何を食べたいのか分からない

結婚を機に引っ越して実家よりも賑わいのあるところへ来たんです。
飲食店だってたくさんあるし、コンビニもスーパーもお惣菜屋さんも選び放題。

今でもたまにチートデイと称して好きなものを食べたりするし、平日、お弁当を作らない日は会社の近くのコンビニやスーパーで好きなものを買うわけです。

旦那が仕事でいない夜は自分の好きなものを食べればいい。だがしかし…

 

何を見てもそそられない

 

美味しそうなんだけど、別に今食べたいかって言われるとなあ‥ってなるの。
でもGoogle先生で検索してる時とかは「おいしそー。今度行ってみよー」とか思うんですよ。

でもいざその時になると、「別に今日じゃなくも‥」ってなるわけ。なにこれ。

 

先日の旦那がいない夜も何を食べて良いか分からなかった。

好きなものを作っても良いし、近くにできたカレー屋さんでも良いし、会社の近くのスーパーで焼き鳥を買ってきてもいいわけよ。

でも全部「これだな!」とはならない。

挙げ句の果てに
なんかコーンフレークとかでいいやってなるの。
業務用のフルグラとか買ってそれを毎日の夜ご飯にしてもいいな、とか思っちゃうわけ。

いや、フルグラが悪いんじゃない。
うまい。めっちゃ好き。

でも以前の私は夜ごはんにフルグラは選ばなかった。

ホテルの朝食ビュッフェとかにあったら迷わず取るんだけど、夜ご飯にフルグラOnlyはむしろ悲しみだった。

 

結局その日は家にあったお菓子を食べて終わりました。

 

原因は何なのか

こうなってしまったのには必ず原因があるはずなんだ!と思って少しだけ考えてみる。

①他人を優先しすぎた

いやいや、お前一人でいる時に決められてないやん、って思うと思うけど、違う。

今現在のことだけではなくて、今までの積もった塵が爆発した結果なのよ。

外食だとしたら「先輩より少し安めのものを頼む」とか「同じタイミングで食べられるようにみんなと同じものを注文する」とか「ビールはそんなに好きじゃ無いけど、とりあえずビールで」とか「この人は魚が好きだからガストじゃなくてくら寿司に行こう」とか、あるじゃない。大人になると。

とりあえず普段から他人の気持ちを優先させて自分は後回しにしてしまっているパターン。これ結構いそうじゃない?

 

これが日常になると、いざ自分一人になって「好きなもの食べなよ」って言われても、気遣う相手がいないと決められない…っ!ってなるわけです。

 社会で生きるためにはこういう気遣いも大切なんですけど。

大切なんだけど、たまには自分の気持ちを優先させてあげないと、塵が爆発して灰になって「一体自分は何を求めているのだろうか」って他人の好き嫌いはめっちゃ把握してるくせに、自分の好きなものは全然分からないって事態になる。

 (私にはまだいないけど、子どもがいたら子どもの好物が基準になるんだろうなって思ったら、世の中のお母さんお父さんは偉いなーと思いました)

 

 

②考える事が面倒

 「考えて決定する」ってけっこうストレスがかかる、というか疲れるんですよね。
それはどんなに小さなことでも当てはまると思います。

 仕事とかで嫌というほど頭を使って、客先や上司に気を使って、やっと開放されて美味しいもの食べよーって思っても、美味しいものを考えるのも面倒だし、「このお店にしよう!」って決める体力もないわけです。

 

というかね、基準があればいいよ。
友達の結婚式のご祝儀は3万円がベターみたいな、ね。

 でも「今、食べたいもの」って基準が無いのよ。だって今だから。

昨日ラーメン食べたけど、やっぱりエビチリにしとけば良かったなーって思っても、今日はエビチリじゃなくてエビマヨの可能性があるわけじゃない?

毎日が前例のない初めての出来事に対して決定していかなきゃいけないわけ。

これってめっちゃ疲れると思う。

 名探偵だって毎日毎日前例のない事件に遭遇してたら「前例なさすぎて仮説すら浮かばないし検証するのもめんどくさ…、犯人特定するのもだるいわ」ってお手上げ。
疲労困憊だよ。絶対。

 

日によっては「カレーの匂いを嗅いだらカレーの口になっちゃった」っていう日もあるし「なんかめっちゃ辛いものが食べたい!」っていう日ももちろんある。

でもそれって考えて決めたというより「カレーの魔力に当てられた」とかそういう類のもので、「今日はカレーの気分だなあ。今の気分に近いのはインドカレーだな。最近は羊の肉にハマっているからマトンカレーにしよう、そうしよう。ナンとライスはどっちにしようかな」とかカレーについて熟考しているわけではないんですよね。

 人によっては大好物があって「焼きそばがあればそれで良い」とか「疲れた日はラーメン!」って決まっている人ももちろんいると思うけど、私にはそれがない。
(ダイエット経験のある方はわかってくれる人もいると思うけど、食事を制限しすぎると大好物だったものが「あったら食べたい」くらいの立ち位置に格下げされることってあるよね)

だから、私の場合は「フルグラでいっか」とか「お菓子でも食べてるか」ってなるわけです。(今一度言う。フルグラめっちゃ好きだよ)

 

だからまあ、とりあえず「食べられる内に食べとけよ」

 

以上おやすみ

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